〈人によって生かされる〉その中核にあるのが〈結婚〉です。その大切なものを忘れてはいけない
2021/10/07
〈人は人によって生かされている〉とは私のもっとも大切にしている、ことわざというのかな、座右の銘というのか、そういう言葉です。
人はひとりではないし、ひとりでは生きられない、ということばなんだけど、生かし方には違いがあるという意味でもある。
たとえば、妻(夫)には、妻にしかない光がある。また、母親(父親)には母親にしかない光、そして子どもには、子どもにしかない光がある。その光に照らされて、私は生きているということでしょうか。もちろん、友だちや仕事の仲間、そういう光も様々にあることでしょう。
そういう光の総体によって、私は生かされている――。
いまは、〈人によって生かされる〉というこのフレーズが、自分が〈生きている〉ということに、凌駕されがちな時代でもあります。
それは力強いようで、実はあまりあてにならないものだと感じます。それは、年をとればとるほど、強く感じます。
妻の声は、やがて子どもの声につうじる。子どもの声は、孫の声にやがてつうじる大切な光です。その中核にあるのが〈結婚〉です。その大切なものを忘れてはいけないと感じます。