やり残しのない為に、親世代が望む子どもの結婚
2020/08/25
親のために結婚する、というのは、私は〈有り〉かもしれないと思っています。もちろん、それが理由の100%を占める、というのはちょっと違う。
年齢もほどほどになってきたし、そして大事なことは、異性がけっして嫌いではない。結婚したい気持ちが胸一杯に、というほどでなくても、わずかにでもあるのなら、という条件付きで、〈親のため〉にする結婚というのはアリだと思います。
といえるのも、やっぱり、私が老いたせいもあるかもしれません。そして、老いをいうならば、近年、いわゆる〈突然死〉が増えた。私のまわりの人も、ぽつんぽつんと、これという徴候も無しに不意に亡くなる人が多くなっています。
その大半はそして、子どもが結婚をせずに死んでいく。亡くなる人は60代から70代が多く、子どもの年齢は30代から40代。彼や彼女たちが、やり残したこと、は、やはり子どもの結婚だったように思います。
ブライズアカデミーに来た、ということ自体が、そういう意味では、みんなはラッキーなんだと思う。だって、〈気持ち〉や〈意気込み〉というものは、ちゃんと見せた。みんなそういう形で、命の連関に関わっているんだもの。