大切な結婚！お金で済ませないで

先日、お彼岸ということで、例年どおりお墓参りにいきました。でも、お墓のあたりは閑散としている。来ている人も、お年寄りが大半。10年、20年、昔はこうじゃなかった。

いまは、年中行事そのものに参加する人が減った、といわれます。ちゃんとした記録にあたっていないけど、たぶんそうなんだろうと思う。何か実感として感じるもの。

みんな、知らないうちに、〈お金をかければできるもの〉、にシフトしてしまったんじゃないかな。
お正月が来るといえばといえば、昔は前の日から大掃除をしておせち料理をつくってというように、手間と暇をかけた。それをこのおせちはいくら、あっちはいくらと、探すことにだけ、労力をかけている。
つまりお金で済ませるようになってしまった。私も決して人のことはいえません。

みんな忙しすぎるのが原因かな。でも、どうしてこんなに忙しくなるんだろう。ものは溢れ、昔を思えばどんどん便利になっているのに。

そして、なにより大切な結婚にしても、お金で済むなら済ませてしまおう、という気分はないかしら。その中で、いちばん悲しいのは、お金がないなら結婚は無理という方向に、みんなが傾いていること。

放っておいたら、人は楽なふうに流れる。お金がすべてを決める、ということがないように見ていかねばならないけど、これは難しい、ほんとうに。