不安を友とする結婚〈二人合わせてひとつ〉!
2020/10/01
新型コロナウィルスについて、非常事態宣言の解除がなされて4ヶ月あまりが過ぎました。でも、いずれ第二波、第三波がやってくることも想像され、問題の長期化を予想せざるを得ません。
以前にも、書いたかと思うのですが、正体の知れない敵というのは本当に怖い。ただただ不安な日々をおくる他ありません。もちろん経済的な問題もある。
自分が何とかしなければ、人に迷惑をかけてしまう、という不安。逆に、自分が動いたところで、どうにもならない、という質の不安もあるかな。いずれにしても、みんなが不安な毎日をすごしていることは、いうまでもありません。
さて私は、とくに新型コロナのことも含めて、不安を契機にした〈結婚〉というものがあっても、いっこうにかまわない、と思っています。そして本来結婚って、そういうものであったはずだと思うのです。きちんと何もかにも整ったから、さあ結婚というわけにはいかないと思うのです。
そして、お互い足りないから、〈二人合わせてひとつ〉でよいのだと思う。
不安を友とする結婚。私は、ぼくは、不安で仕方ないから、寂しくてしようがないから、といえば、ああ私もだ、ぼくもだ、という人がきっと出てくるような気がします。
そして、不安なときに不安だといえる、寂しいときに寂しいといえる、というある種の〈強さ〉を、こういう時代だから人は求めているのではないかな。