関西在住のご両親の思い〈素敵な家族〉
2020/08/20
新型コロナウィルスの流行が、こんなに蔓延する少し前のことだったかな、入会の案内でお会いした関西に在住のご家族のことがひどく印象に残っています。
一言でいえば、〈素敵な家族〉。お父さんはとにもかくにも、子どもの幸せを願うという感じ。相手の家の格だとか資産だとか、自分がもてばもつほど、そしてもたなければもたないなりに、心配になるという人が少ない数ではありません。でも、そのお父さんは、娘はこういう〈性格〉だから、できるならばこういう人を、と求めることが少なかった。逆にその少なさに、我が子を大切にしている気持ちが伝わった。
そしてお母さんは、というと、それをにこにこして聞いている、というだけではなくて、お父さんの足りない部分をきちんと補足されていた。でも、決して出しゃばらない。こんなことならお父さんは要らないんじゃないかと思うほど(笑)、おしゃべりなお母さんは、やっぱり少なくはないのだけどね。そしてお母さんからも、子どもに幸せになってほしいという思いが深くうかがえた。
そして子どもはいうまでもなく、素直で、ちょうど両親のように幸せになりたいんだ、という気持ちが伝わってきた。
ひとりのいいお父さん、いいお母さん、それに、いい子どもだけでは〈素敵な家族〉はつくれません。父親は父親、母親は母親、子どもは子どもで、不断の努力をしている、というより、これもやっぱり家族の〈生き方〉によるのかも知れません。
よい人を見つけてもらわなくちゃ、とカウンセラーとしての使命を呼び覚ましたことでした。