親も関わる子の婚活
2020/11/19
つい先日も書いた、というか、これは近年の問題でもあるのだけど、子どもに結婚のあれこれを聞くことに、ためらいのある親御さんが増えています。
ためらい、だけでは、すべてを表現できない。いってみれば〈恐れ〉のような感じでしょうか。
入会の案内に、お父さんやお母さん、またはふたりで来られ、会の趣旨は痛いほど分かるのだとおっしゃるのだけど、さてこれから、息子や娘になんと話せばよいのか、と語られる方々の、数の多さが事態の深刻さを物語ってはいます。
ここへ来るというところまで来たご家庭は、ずいぶん進んでいるというもので、その後ろには、何千か何万の「気にはしているのだけど、何もいえない」ご両親の姿が浮かんできます。
いえないことは〈結婚〉だけではなくて、実はもっと以前からあったのじゃないかと思います。進路、受験、就職、そしてようやく〈結婚〉がでてくる。その折り目折り目に何かがあったのじゃなかったかしら。
いずれにしても、いつでも事態はここから始まります。一度折り目を正して向き合うことが必要です。〈折り目を正して〉と言うくらい〈結婚〉は重要なことなのですから。