困難は分割せよ
2021/02/04
最近、耳に残ったことばに、「困難は分割せよ」というものがあります。近代哲学の祖 ルイ・デカルト のものらしい。といっても、あまりよくは知らない(笑)。
これは結婚を諦めた(と外面的には思える)若い男性に聞いてほしいことば(だからブライズの方々には関係のないこと)なんだけど、少しは耳を貸してほしいかな(きっといつか役に立つ)。
結婚、つまり困難を前に、自分の無力さに肩を落としている人は決して少ない数じゃないと思います。結婚しない、ということではなく、結婚できない、と思い込んでいる。
そして、一つひとつの理由を聞けば、そして、なるほど、と思わずにはおれない。
たとえば、自分の稼ぎではとうてい結婚などできるはずもない、こんなに引っ込み思案な性格では女性とうまくつきあえない、こんな身長ではついてくる人などきっとない……。
一つひとつは何ということはなくても(一人ひとりの悩みは大きいだろうけど)、重なると困難がよけい大きく見えます。
デカルトは真理にたどり着くための方法論として Ⅰ.独断と偏見をさけて常に疑う, Ⅱ.困難は分割せよ, Ⅲ.分かりやすいものからはじめ、階段をのぼるように論理を積み立てる、と述べていますが、ⅡはもちろんⅠもⅢも、たしかにその通りと思える。
困難を前にしている、そういう人にこそ火をともしたい、と思います。悲しいことがある分、きっと優しいに違いないと思うのですね。
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