会話が苦手という人も大丈夫、〈聞く力〉こそ大切です
2020/11/26
お見合いのあと、「会話が上手く進みません」という声をよく聞くことがあります。
それをいうのは、どうしてか、女性が大半。お見合いという〈場〉を盛りあげるのは、男性だと言わんばかり(笑)。
男性に聞くと、そしてやっぱり、ぼくはどうも「会話が下手で」とうなだれています。 でも、そんなはずはない。だって事前に話をすると、思いの丈をあんなにくわしくいってくれたのに……。
とはいっても、会話に苦手意識をもつ男性は多いようです。婚活の場でも、会話の練習などという講座が組まれているのだから。
私は、会話が苦手というのも、その人のもつ〈個性〉だと思っています。会話が上手いのも、個性なら、下手なのも個性。そして、会話で重要なのは、受け取る側の〈聞く力〉こそ大切だと思っています。
ほんとうに、訥々とだけど、よく聞くと、頷かざるを得ない話をする男の人(女の人だって)っているでしょう。
でも、もしもどこかに、苦手だな、という気持ちがあるのなら、会話や中身のことは置いておいて、リアクションの練習はした方がよいと思います。頷く、次の話を促すというそのしぐさだけでも、結局は〈会話〉になっているのです。