(結婚)はよいものだと思っている人・〈結婚〉を是非で語る人

　まわりの結婚が上手く行かないとみると、ああ、だから駄目なんだと、結婚の是非を語り出す人がいます。これはたいていの場合、独身の人が多い。

　さて、この上手く行かない〈理由〉は、色々とあります。
　たとえば、お金の使い方。これがどうしようもなくて、離婚を考えている。たとえば、浮気症。症とつくくらいだから、これまでに二度三度泣かされた。だから離婚。まわりの人も、当たり前のこととして、止めることはありません。

　離婚して、また結婚する。すると不思議なことに、お金の使い方が変わってしまうという人がいます。浮気ばっかりして、家に寄りつかなかったのに、なぜか急に家が急に好きになるという人もいます。
　かと思えば、やっぱりお金の使い方はあいかわらず、浮気もやっぱりあいかわらずで、むしろよけいひどくなる人もいる。

　明らかにいえるのは、たぶん問題は〈結婚〉ではなく、その人自身にあるということ。そしてときと場合によっては、〈結婚〉が、その人を変えてしまうということでしょう。

　それを分かっているから、結婚はよいものだ、と思っている人は、余計なことはいわない。逆に〈結婚〉を是非で語る人は、つい口に出てしまうというところだと思うのだけど、もちろん、詳しいところは分かりません。