いわゆる〈職業〉だけでは、結婚が難しくなってきた、ということ
2021/04/01
いわゆる〈職業〉だけでは、結婚が難しくなってきた、ということ
昨日今日のことではなく、もうずいぶん前からの変化なんだけど、とくに男性の場合、「私は医者で」というだけでは結婚が厳しい時代になってきました。もちろん医者に限らず弁護士、高級官僚というような、いわゆる〈職業〉だけでは、結婚が難しくなってきた、ということ。
当たり前の理由としては、女性に、そういった職業に就く人が増えてきたことが挙げられます。そういう職業に就かないとしても、大半の女性が男性に伍する仕事をしている。給与も多くなってくると、男性に求めるものも変わってくる。
時折、うちの息子は医師で、よい結婚の相手にも恵まれるだろうとお考えのお父さんやお母さんがいらっしゃいますが、もうそういった時代ではありません。とくに、自分の仕事が忙しいとなれば、相手には時間のとれる人を求めがちで、そういう意味からも、忙しい医師となると、職業を聞いただけで駄目となる。
もちろん、旧式の価値観のままの女性もいるにはいる。でも、ずいぶんと減ってきました。それはちょっと驚くくらい。
そういう女性たちと、厳しいことばを使うけれども、〈渡り合う〉ためには、違う価値を持ってこなくてはいけない。
でも、大変。医師になるのは、ほんとうに大変だと思う。そういう苦しい時代を乗り越えてきたあなただからこそ、もう一ひねりが大切になってくる、と心から思います。