不自由を不自由として生きる。制限を制限があるものとして生きる。
2021/07/15
結婚したくない、という理由の中に、結婚したら当然のこととしてある不自由や、かたちに現れない制約が嫌だ、という意見があります。これは男女ともに多いかな。
まあ、たしかに結婚というのは制限のかたまり。ああしてはいけない、こうしてもいけない。お酒を飲んだら何時までに帰る。男女で会うのは禁止。会うのならだれかと一緒に、とか。趣味にお金をかけるのも厳しくなる。
仕事でも不自由。家に帰っても不自由、といったところかな。
相手のことを考えて生活する、というのが結婚です。それを嫌だという人もいれば、だからこそ結婚しなさいという私のような立場もあります(笑)。
これはだれに聞いたのだったかな。私たちが生活をする上で、まさに〈敵〉あつかいのストレス。これも適当にある限りは、人間を活かしてくれる材料にもなる。
不自由を不自由として生きる。制限をあたりまえに制限があるものとして生きる。
そしてそれがあるから、人間として〈ちゃんと〉やっていけるのではないかな。
結婚しなかった人、とりわけ男性の平均余命は格段に落ちるといわれています。ストレスとの因果関係は、これから調査が必要となるけど、やっぱり長生きをするにも一定の制約がいるということなのかな。